【東京都池袋】

10月 6th, 2013

【自己紹介】

私は転勤族のサラリーマン。住まいはビジネスホテルかウィークリーマンション。住所を置いておくためだけに存在しているような自宅には、年に数回戻れたらマシという生活も今年で9年目。
そんな私にもちろん家庭などなく、この先の人生におけるスケジュール帳にも、「家族」や「結婚」という二文字は控えていない。それどころか私の人生では、これまでに「彼女」という二文字ですら浮かんできたことがない。そう、私は「彼女いない歴=年齢」という非リア充を絵に描いたような男である。
男ひとり生活一筋35年…さすがに焦りを覚え始めた私に転機が訪れたのは、今から4年前。いつもと同じく会社からの辞令により、人生で何度目かになる北の大地…北海道へと降り立ったことから、私の生活は大きく変わってしまった。北の大地…北海道で、私は初めて「女」を知ったのだ。それも、「金」の力によって…
つまるところ、私は恥と意地をかなぐり捨て、「風俗」に手を出してしまったのだ…。彼女は無くとも経験あり…そんな人、私から見れば立派なリア充である。私はこれまで、小心者で内気な性格が災いし、風俗にすら手を出せずにいたわけだから…!
それ以来、私は仕事で稼いだ給料を惜しげもなく風俗に費やすことになった。幸いなことに、私には金があった。転勤族故に、腰を据えた趣味を持つこともままならず、それに加えて酒もタバコもギャンブルもしない。何を楽しみに生きてきたのかと問われれば、自分でも答えに屈っし、苦笑してしまうような人生だった。
だが、今は違う。生ぬるいコーラに浸り続けるような人生と引き換えに手に入れてきた、金。その金を使い、日本各地の仕事先で地元の女を抱く。まるで、その土地の郷土料理を味わうかのように。私は、そうしたライフスタイルに目覚めたのだ。
これから綴らせてもらうのは、各都道府県におけるこれまでの風俗体験記の中から選りすぐった、特に印象深く心に残っている19の物語である。
ちなみに、私がいつも利用する風俗とは、「デリヘル」である。真の風俗フリークに言わせたら、「王道は本番ができるソープで決まり」らしい。実際に私もそう思う。ソープは公に、合法的に女の子との姦通が許される唯一の風俗なのだから。
だがそれ以上に、たとえ行為が許されなくても、わざわざ人目を気にしながらお店に入ることなく、電話一本で自宅やホテルに女の子がデリバリーされ、思う存分性的ご奉仕を受けられるデリヘルの手軽さが、私は大好きなのだ。わたしが初めてであったデリヘル嬢は、旭川に出張に行ったときに呼んだ子だ。その日に旭川風俗求人いちごナビというサイトを見て、初めて風俗で働き始めたという子で、わたしも風俗初体験で、お互いにどうしたらいいか分からずに笑ってしまったのが懐かしい。

【東京都池袋】

今、東京で一番熱いと言われる風俗街。それが、池袋である。その池袋でも、特に旬を迎えているのが「熟女風俗」らしい。確かにここ最近、池袋の風俗街を歩くと、熟女系の看板を掲げるお店が随分と目だっていた。
(私もたまには同年代としっぽりと…)
私はこの時、いつもと趣向を変え、「待ち合わせ型の熟女デリヘル」を利用してみることにした。「待ち合わせ型」とは、文字通り路上や駅などで女の子と待ち合わせをし、そのまま二人でホテルへ…という流れの風俗である。何といっても、通常のデリヘルよりもリアルな恋人気分、はたまた密会気分などを味わえるのが醍醐味だ。
私は最寄の駅前でタバコをふかしながら、女性の到着を待っていた。お互い、目印になるような特徴は伝えてはいたが、果たして見つけられるだろうか…?
かすかな不安が過ぎる中、私は目の前の人ゴミに必死に目を凝らしていた。すると…
似たような特徴の女性が幾人も通り過ぎる中、視界の前方で不思議と目に付く一人の存在に気が付いた。そこだけ、スポットライトが当てられているかのように。思い違いではない。その人の目は、真っ直ぐに私を見据えている…
やがて二人の距離は縮まり、ついには私の前で、その女性は歩みを止めた。
「こんにちは。○○さん…ですよね?」
「はい、そうです…」
「やっぱり!初めまして、ミカです。今日はよろしくお願いしますね!」
ミカと名乗る女性を、私はまじまじと見つめた。
不釣合い。誰がどう見ても、私とは不釣合い…それくらいの美人である。プロフィール上では40歳となっていたが、とても四十路には見えないその若々しさ。しかし、そこには決して20代やそこらの子には醸し出すことができない、オトナの気品が満ちていた。
挨拶も早々に、ミカさんは実に自然な動作で私に腕を絡めてきた。そして、「ほら、早く…連れてって?」とおねだりをしてみせたのだ!
「ハハ…そうですね…では…」
ポーカーフェイスで歩きだした私は、早くもパンツの一部が冷たく染み出しているのを感じずにはいられなかった…
ホテルに入ったミカさんは、本能に従順なとても野生的な乱れ方を魅せてくれた。こういう時は「私、恥ずかしい…」などと純情ぶられても、ただ冷めるだけ。普段は受身の私も、この時ばかりは本能的にオスとなり、目の前のメスへと襲い掛かっていった。
結局私は、三回果てた。歳を考えれば、充分に健闘できた方だろう。実際、ここ最近では久々の快挙である。
私は待ち合わせをした駅前で、ミカさんを見送った。ほんの数時間前までは全くの他人同士だった二人が、ほんの数時間だけ恋仲になり、ほんの数時間後には、また他人に戻る。
いつもなら、こんな事をわざわざ思ったりはしない。デリで別れが惜しいと思える女性に出会えることは、そうそうあることではないのだ。

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